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| 町井勲さん | ♯05 居合と筋トレから得られる強さとは?~その道を究める旅に終わりはない~

♯05 居合と筋トレから得られる強さとは?~その道を究める旅に終わりはない~

 

羽深:町井さんの言葉で、
「強くないと余裕ができない。余裕がないと優しくなれない」

 

吉川先生の言葉で、
「自分を好きになりなさい。自分が嫌いな人を誰が信用するのか。
責任と自信を持つ生き方をしなさい。本当の優しさは、強さの中からしか生まれない。」

 


お二人の言葉はすごく似ていると思います。

 

強くなくても余裕がなくても、生きていける時代かと思いますが、
町井さんにとって、強さとはなんでしょうか?

 

町井さん:いろんな強さがあると思うんですけど、やっぱり自分自身の強さですかね。
自分自身に余裕を持って強くなれれば、対外的にも強くなれると思うんですよね。

 

吉川:まさにそうですよね。
僕も、本当の優しさって、強さの中からしか生まれないと思っているんですね。

 

自分に自信があって余裕がないと、人にする優しさも、
それは逆に人から何かをしてもらいたいための優しさだったりしちゃうわけじゃないですか。

 

でもやっぱり、強さの中から生まれる優しさだとしたら、
それは決して何か見返りを求めているわけではなくて、
相手のために自分が何ができるか、伝えられるかって行動になるはずなんですよね。

 

魚をあげるよりも魚の釣り方を教えてあげられる自分である。みたいな。
だからやっぱり、まずは己が。じゃないですけど。
己が強くならないといけないなっていうのは、僕も基本だと思います。

 

そのためにやっぱり筋トレでも何でもそうだと思いますけど、
自分が物事を突き詰めてこだわり続けて深く理解してないと、
相手に教えるときも大雑把になっちゃいますから。

 

僕が良く言うんですけど、
「自分がある分野の知識を100%持ってて、相手に伝わるのは大体50%くらいだよ」と。

 

自分が、その分野以外のことも知識や経験をしっかりと養う。
いろんな事を知っているから、その分野についても200%以上知ることができて、
初めて相手に100%伝わるんじゃないかなと思うんですよね。

 

町井さんもそうだと思うんですけど、いろんな生徒さんに指導をしていて、
勉強になることとかありませんか?

 

町井さん:門弟さん達に教える中で、毎回毎回気づきと発見はたくさんあるんですよ。
僕も学ばせてもらっているんですけど。

 

吉川:そうですよね。

 

伝えることの難しさ

 

町井さん:今、先生が仰ったように、自分では100%伝えているつもりが、
ま~伝わってない…。

 

吉川:(笑)
もちろん僕も暗黙知的なことは伝わらないっていうか、
伝え方は色々あるとは思うんですよね。

 

1を教えて1が出来たら2が教えることができて、2ができたら、
ようやく3が教えられるっていうことじゃないですか。

 

でも教えられる立場からすると早く覚えたいんですよね。

 

僕も空手やってたときはそうだったんですけど、「早くハイキック覚えたいです」とか、
町井さんの門弟さん達もそうだと思うんですけど、「早く派手な技を覚えたいです。」みたいな。
でも、そこまでにはプロセスがすごく大切じゃないですか。

 

これが筋トレの場合だったら、ペンチプレスっていうものがあったら、
下げて上げるっていうことは、誰でも簡単にやれるじゃないですか。

 

でもこの上げ下げだけの動作にもレベルが1から10までは余裕であるので、
本人からしたら「10回できました!」って感じかもしれないですけど、
やり方のレベルが全然違いますからね。

 

町井さんで言えばあの巻き藁を斬った。そして、斬れました。
でもその切れ方とか速度だったりのレベルがあると思うんですよね、

 

町井さん:そうですね。

 

吉川:筋トレでも、例えばベンチプレスでマックス100キロが1回上がった。
果たしてそれが良いのかどうかみたいな。

 

共通する“量より質”思考

 

吉川100キロを1回挙げるより、やっぱり50キロでもいいから10回を丁寧に、
1回1回が100点満点で挙げられる方が良いと思うんですよね。

 

だから伝わらないって言うのは、1出来た人にようやく2が教えられて、
2が出来たら3を教えられてっていう順番なので、これが相当遠いと思うんですよね。

 

町井さんが100で初心者の門弟さんが1だとしたら、
1年かけて、ようやく8とか10わかりましたって感じになると思うので。

 

僕のLINEスタンプの第2弾に「筋トレの道は一日にしてならず」っていうスタンプがあるんですけど、

 

町井さん:大好きです(笑)

 

吉川:筋トレを知れば知るほど、「これマスターはないな。一生自分は極められないな」って思ったんですよね。

 

逆に言えば、それは悲観することではなくて、ずっと成長を続けられることができるんだって思ったんです。

 

だから僕は、筋トレは一生ものだって思ったんですよ。

 

町井さん:僕も全く一緒です。

 

今はこれが最高の技だって思ってても、
明日とか明後日には違う発想が生まれるかもしれない。

 

吉川:そうですよね!!!

 

町井さん:ずっと、死ぬまで突き詰めていきたいですね。

 

 

(次回) ♯06 平成の侍でも、吉川メソッドは“辛い”?