プロテインは飲んだ方が筋肉がつきやすい?

吉川朋孝

プロテインは、よく筋肉増強剤みたいに思われていますが、ただのたんぱく質です。ささみを粉末にした物と変わりません。※実際のプロテインの多くは乳清ですが。

プロテインは、何か特別な効果をもたらす物質ではなく、ただのたんぱく質です。もしプロテインを飲むと筋肉がつきやすいと言うなら、それはささみを食べたら筋肉がつきやすいと言っているのと同じです。同じたんぱく質、同じアミノ酸なので、栄養素的には同じなのです。

じゃあ、プロテインは何のために飲むの?

食事から摂るたんぱく質よりプロテインが優れている点は、消化速度の速さです。ですから、速やかにたんぱく質を補給したい、筋トレ前後や起床後などに向いていると考えられます。ですが、私の経験上はこういったサプリメントに頼らず、牛肉などの赤身の肉を食べる方が筋肉は付きやすいです。

また、人体にはアミノ酸プールという仕組みがあります。食事で摂れたたんぱく質はアミノ酸まで分解され、肝臓及び血液内にプールされ、必要に応じて使われるようになっていますので、普段から肉や魚などからたんぱく質が摂れていれば、筋トレ前後などのタイミングに合わせてプロテインを飲む必要もありません

実際私もプロテインを何年も飲んでいません。そんな私もトレーニングを始めた最初の頃は、プロテインを含むあらゆるサプリメントを飲みまくっていました。多いときは、月に10万円ほどかかっていました…。

サプリメントあるあるですが、サプリメントを増やすのは簡単なんですが、今まで飲んでいたものをなくすってことが難しいんですよね。飲んでて効果はあまり体感できてなくても、なくなるとマイナスになるのではないか?と思ってしまうんですよね。

で、どのサプリメントに効果があって、どれが飲まなくてもいいのかがわからなくなったので、一旦全てやめてからひとつずつ試めしてみようと思い立ちました。

サプリメントを全部飲むのをやめた結果は!?

全て飲むのをやめても飲んでるときと何も変わらなかった…。 と言うことは、どのサプリメントも期待している効果はなかったということです。もちろん、プラシーボ効果や体質によって効きやすい人はいると思いますが、少なくとも私には効果が実感できませんでした。

そして食事を見直し、牛肉、豚肉、鶏肉、魚、卵などいろんなタンパク源を試した結果、牛肉が圧倒的に筋肉になりやすいことがわかりました。これは、私だけじゃなく他の人でも検証済みです。

推測の域を出ないですが、個人的に思うのは、狩猟採集民だった頃は、バッファローやガゼルなどの赤身の動物の肉を主食にしていたので、それらの肉を食べることによって、効率良く吸収され、ホルモン生成などあらゆる仕組みがうまく働くのではないでしょうか。

同じ動物性の肉でも鶏肉と牛肉と比べると、やっぱり牛肉の方が筋肉がつきやすく体調も良いんですよね。ボディビルダーの人達のような遺伝的に恵まれた人は、鶏肉やプロテインなどでもしっかりと筋肉が付くと思いますが、鶏肉やプロテインと比べてどっちのほうが筋肉になりやすいかと言ったら、やはり牛肉だと思います。これ、誰かデータ取って調べて欲しいです(^^)

乳製品や鶏肉などが牛肉より劣るのも、それらが家畜化が本格的に始まった1万年ほど前からだからかな?とか、思ったりします。

POINT
  1. プロテインの中身はただのたんぱく質
  2. サプリメントは食品分類だから医薬品のような効果はない
  3. 狩猟採集民だった699万年の人類の主食は赤身動物の肉だったはず

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です