吉川朋孝 筋トレの教科書ブログ

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【逆効果だった!】食事回数が少なかったり、摂取カロリーが抑えられると逆に太りやすくなる!?

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忙しいビジネスマンのライフスタイルにマッチした
「朝昼抜いて夜だけ食べる1日1食生活」とか、
よし!今日からダイエットするぞ!と気合いを入れまくって、
極端にカロリーを抑えたりしたことありませんか?

両者とも単なるカロリー制限ですが、
実はここには大きな落とし穴があるんです!

ダイエットは数学ではありません。
1+1が2ではありませんし、2−1が1でもありません。

私たちの体はそんなに単純にはできていません。
もしそんなに単純なら、厳しい環境の変化に対応できず、
とっくの昔に絶滅していたでしょう。

カロリー(熱量)=体温維持や脳の活動、筋肉運動のエネルギーですから、
脂肪を減らすにはエネルギー収支のマイナスを生まなくてはいけません。

しかし、体がエネルギーにするのは、なにも脂肪だけではありません。
筋肉だって分解してエネルギーにできるのです。

私たちの意識としては、この憎き脂肪を減らしたくても
飢餓との戦いだった太古の時代から脈々と受け継がれるDNAからしたら、
際限なく備蓄でき、アミノ酸やブドウ糖の倍以上のカロリーを持つ脂肪は
生き抜くために必要不可欠の極めて優れたエネルギー源だったことでしょう。

ですから、そう易々とは脂肪をたくさん使ってくれません。

厳しい環境変化に対応するため、繰り返し進化してきた私たちの体は、
とても柔軟で、そして優れたシステムを持っています。

摂取カロリーが極端に制限されたり、極端に消費カロリーが増えれば、
体は長く生き抜くために、代謝速度を遅くし、
少ないエネルギー(カロリー)でも生命維持ができるよう、
省エネモードに切り替えます。

では、どのように省エネモードに切り替えるのが手っ取り早いのでしょうか?

筋肉をつければ代謝が上がり、太りにくくなるというのはご存知のかたも多いはずです。

と、いうことは?

そうです。代謝速度が速く、たくさんのエネルギーを使ってしまう筋肉を
落とすのが省エネモードにするには一番手っ取り早いのです。

まるで、水漏れによって沈みそうな船から荷物を捨てるかのように。。。

体からすれば、足りないエネルギーは筋肉を分解することで補い、
同時にカロリーをたくさん消費してしまう筋肉まで落とせるので、
一石二鳥なわけです。

こうして、ダイエットをすればするほど筋肉を落とし、
ダイエットを頑張れば頑張るほど太りやすい体質になってしまう
理不尽な落とし穴が待っているのです。

だから私はあえて
「ダイエットはしてはいけません!」と明言しているのです。

とはいえ、、、

痩せたいですよね。。。こんなに脂肪いらないのに。。。ですよね。

では、脂肪だけ落として筋肉は落とさせない。
そんな都合のいいことができるのでしょうか?

それが、できるんです!

体の仕組みをうまく利用すればいいんです。

筋肉の優先順位を上げ、筋肉をなくさせないどころか、
逆に筋肉を増やすようにだって上手くやればできるのです。

では、どのように筋肉の優先順位をあげるのでしょうか?

それは、筋トレをすることによって筋肉の損傷
「筋破壊」を起こすことです。

筋肉が損傷を受ければ、筋肉にとっての危機的な状態になります。

筋肉にとっては、怪我のようなものですから、
体は最優先で筋肉を修復しようとします。

これによって筋肉の優先順位が上がるので、筋肉は不必要なものではなく、
今の自分にとって必要なものだと体が判断するわけです。

しかし、ダイエット中はエネルギーの収支がマイナスになるので、
何かでマイナスを補わなければいけません。

そうです。筋肉をエネルギーの素にできなければ、
必然的に脂肪をエネルギーにしなくてはいけなくなるのです。

これで、本来の目的が達成できるわけですね。

ただし!

筋トレは諸刃の剣

筋破壊をするには、筋肉に高負荷を的確に与えなければいけませんが、
高負荷、高重量は怪我のリスクを伴います。

絶対安全圏で軌道をコントロールするのは、
極めて難しい技術です。

他のスポーツと違って、やればやるほど下手になるのが
筋トレの特徴でもありますし。
それについてはこちら

自己流や、技術力のないトレーナーについてもらっても
ほとんど意味がありません。
ないどころか、最悪は怪我をして終わりです。

糖質制限、カロリー制限、有酸素運動などをすれば、
誰でも痩せることはできます。

しかし、正しく筋トレができなければ、
筋肉を鍛えることはできず、ただ筋肉を使っているだけの結果となってしまいます。
筋肉を鍛えるのと使うの違いはこちら

当然のことながら、それでは筋肉の優先順位は上がらず、
なんと、筋肉まで痩せていってしまうのです。

吉川メソッドでは、的確に筋肉に効かせることだけを追求した
どこにもない完全オリジナルメソッドです。

やるなら是非本物を体験してみてください。

本物を知らないのは、一生の損だと思います。。。

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興味が少しでもございましたら、是非お気軽に連絡ください。
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(補足)
カロリーとは、ただの食物を燃やしたときの熱量なので、
タンパク質や脂質のように、身体の材料になってから余るカロリーと、
身体の材料にはならず、そのまま脂肪になる炭水化物(糖質)のカロリーとは
使われ方は違いますので、糖質制限食であれば、カロリーを気にする必要はなく、
どれだけ食べても適正体重以上に太ることはありません。


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