吉川朋孝 筋トレの教科書ブログ

正しい知識を学んで一生の財産に

【意味がない!?】やってるつもりトレーニングになっている!? 同じように見えても全然違う筋トレ?

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前回の 「筋肉を鍛えてるつもりが、
ただ筋肉を使っていただけ?」の続きです。
☆前回のお話しはこちらからどうぞ☆

自己流でやっても筋肉がつかない。
それは・・・

“やってるつもりトレーニング”だからです。

筋トレは、他のスポーツと決定的に
違うところがあります。

たとえば、ボールを打ったり、投げる蹴るなどは、
やればやるほど、それなりにうまくなるものです。

それは、人間が持つ優れた運動機能があるからです。
無意識でも無数の神経とあらゆる筋肉を使って、
効率よくボールを打つ、投げる蹴るなどを、
やればやるほど学習し、できるようになるのです。

しかし、これを筋トレに当てはめてしまうと、
まったくの逆効果なのです。

筋トレは、狙った筋肉にできるだけ高負荷をかけ、
筋破壊を起こさなければいけませんが、
高負荷、高重量は怪我のリスクが上がります。

身体にとって、筋破壊は筋肉の
危機的状況なわけですから、
無意識に行えば、優れた運動機能を使い、
筋肉が破壊されないよう、あらゆる関節や腱に
負荷を分散させようとします。

筋肉は破壊すれば、成長しますが、
関節や腱は、鍛えることができないので、
破壊してはいけません。

日常生活で、関節や腱に負担を
かけないようにするためには、
周りの筋肉を鍛えなければいけません。

膝や肩が痛くなってくるのは、
関節をサポートしてきた周りの筋肉がなくなり、
関節への負担が大きくなることで、
炎症し、痛みがでるのです。

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また、筋トレは、重い物が持てるようになったり、
回数ができるようになると、
人は嬉しいものですから、
目的が筋肉の成長なのに、
成果がわかりやすい回数や重量に走ってしまい、
筋肉に効かせるフォームではなく、
挙げやすいフォームになっていくのです。

しかも、やればやるほど、
鍛えるべく筋肉への負荷を逃がし、
どんどん挙げやすく…

そして、刻々と怪我へと近づいていっているのです。

高負荷をかけなければ、怪我はしにくくなりますが、
筋肉の成長もありません。

これは、前回の筋肉を鍛えるのではなく、
筋肉を動かしているだけですね。

大事なのは、的確に狙った筋肉だけに
高負荷をかけ、しっかりと筋破壊をおこし、
進化と成長をさせることなのです。

さて、
「同じように見えても全然違う筋トレ?」とは、
どういうことでしょうか?

先天的に筋肉が付きやすい人は、
結構いいかげんなフォームでも
筋肉がついてしまうものです。

筋肉が付きやすい人の割合は、
日本人だと1割程度だと思います。

こういった才能に恵まれた
筋肉の天才がボディビルダー界で、
トップになれるのです。

外国人の方、特に黒人の方などは
筋肉がつきやすい典型ですね。

全くトレーニングをしてないのに、
大胸筋が盛り上がり、三角筋や広背筋が
発達している人を多く見かけます。

私は日本人のなかでも
さらに筋肉が付きにくいタイプなので、
とにかくいろんなことを試し、
たくさんのことを学びました。

そのおかげで、筋肉が付きづらい人でも
しっかりと筋肉を付けることができる
指導が身につきました。

筋肉が付きづらい人でも筋肉を成長させるために、
知識は論理的に、トレーニングはミリ単位にまで
こだわる 精密さになることで、
筋肉にピンポイントで効かせるフォーム、
ミリ単位のフォーム修正が出来上がったのです。

以前、全日本ボディビル選手権で
トップ3に入るボディビルダーの男性が
吉川メソッドに来たことがありますが、
その彼が私のトレーニング法を
体験してこう言いました。

「この吉川メソッドのトレーニング法を
もっと以前に知っていれば、
自分は世界チャンピオンになれたと思う」と。

ですから、一言で筋トレと言っても、
完全に “似て非なるもの” なのです。

筋トレは競技種目ではないので、
誰かと比べることができず、
とくに意識もせず、自分の思うがままに
やってしまいがちです。

最近筋トレがブームになってきているのは、
とても嬉しく思います。

しかし、正しくないやり方でやってしまい、
効果がでるどころか、怪我をしてしまっては、
本末転倒です。

私がジムで筋トレを研究しているときに
周囲を見てふと思ったことがあります。

ジムに通って、筋トレをしている人の
ほとんどが器具を正しく使用していない、

もっといえば、ジムのトレーナーが
正しいフォーム (効かせるフォーム)を
わかっていない。

だからそのとき思いました…。

本当に効果のある正しい筋トレを
たくさんの人に知ってもらいたい。

それが、吉川メソッドが生まれる
きっかけとなりました。

現在は、マンツーマントレーニングだけでなく、
多くの人に伝えるため、セミナーなども
受け付けていますので、 気軽にお問い合わせ下さい。

“筋トレの道は一日にしてならず”

一生役立つ筋トレだからこそ、
本当に正しい方法を知っていただきたいと思います。


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